なおの今日の備忘録

毎日の起こったこと、考えたこと、調べたことを備忘録として記録していきます。

賞味期限切れの油は、どれくらい使えるもの?

      2016/03/10

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サラダ油やごま油…調理で食用の油を使い分けるうち、いつの間にか油の賞味期限が切れていたことはありませんか?

また、お中元やお歳暮などで油の詰め合わせを貰って、うっかりそのまましまい込んでしまった…というパターンもよくある話です。

この賞味期限切れの油、果たして使用することはできるのでしょうか。

調べたことをまとめましたので紹介します。

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サラダ油を使うことのできる期間は?

未開封のサラダ油や天ぷら油では、以下の期間であれば使用に問題がないと言われています。

容器によって期間に差がありますのでご注意ください。

金属缶→2年
紙容器→2年
遮光ガラス瓶→2年
透明ガラス瓶→1年半
プラスチック容器→1年

未使用で汚れていない油は、賞味期限切れでもカビや細菌が繁殖できないので腐ることはありません。

しかし、酸素や光・熱の影響を受けて酸化してしまいます。

容器によって「使用に問題がない期間」が違うのも酸化が関係しています。

透明ガラス瓶は光を通し、プラスチック容器は酸素を通すので、他の容器よりも期間が短くなるのです。

もちろん、封を切ってしまったものはその時点から酸化が始まりますから、さらに持ちが悪くなります。

ごま油・オリーブ油を使うことのできる期間は?

ごま油には、天然の抗酸化物質「ゴマリグナン」が含まれているので、サラダ油よりも半年ほど長持ちすると言われています。

(未開封の場合、金属缶・紙容器・遮光ガラス瓶では2年半、透明ガラス瓶では2年、プラスチック容器では1年半)

そして、オリーブ油は瓶詰で1年~1年半ほどが目安です。

こちらも酸化されにくい「オレイン酸」が比較的多く含まれるため、サラダ油よりは持ちが良くなります。

保存状態が最良なら3~5年ほど持つとも言われますが、長く置くうちに色と香りが落ちてしまうことは避けられません。

おいしく食べるとしたら、やはり賞味期限のうちにいただくのが一番良いでしょう。

賞味期限切れの油を使うとき、気をつけたいことは?

酸素と光・熱の影響が少なければ、油は賞味期限が切れても「ある程度」は使うことができます。

問題は酸化の度合いです。

酸化が進んだ油は、見た目や味や香りに嫌な感じのクセが出るばかりか、食中毒の原因にもなってしまうのです。

使う時にはよく油の状態を観察し、少しでもおかしな感じがあったら使用をやめましょう。

このことは例え賞味期限以内でも、保存状態が悪ければ起こり得ることを覚えておいてくださいね。

処分する時にも気を配りましょう

このように、賞味期限切れの油も状態次第では使うことができますが、明らかに変質した場合は処分をしなければなりません。

少量なら新聞紙や古布に浸み込ませ、多ければ牛乳パックに移して、口の部分をしっかり閉じてから捨てます。

処分は「可燃ごみ」の日にしましょう。

自治体や業者によっては直接回収してくれる所もありますので、これらを利用するのもよいですね。

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また「手作り石けんを作る」こともできますが、油に混ぜ込む「苛性ソーダ」は劇薬扱いで、取扱いには細心の注意を払わなくてはなりません。

作るのであれば手順をしっかり把握し、しかるべき装備をしてから臨みましょう(手作り石けんの作り方は書籍やサイトをご参照ください)。

最後に

いかがでしたか。

もし食用油のギフトを貰ったり、多く入手する機会があったら、なるべく冷暗所に置き、透明ガラス瓶でしたらアルミ箔などを巻き付けて光を遮る.

など、あらかじめ少し工夫をしておくと長く持たせることができます。

でも、あくまでも最終判断は「自分の感覚」ですので、賞味期限切れの油は十分気をつけて使ってくださいね。

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